真・の・ブログ

日常的な事、ちょっと考えさせられるような事、まじめな事、不真面目な事、料理の事自転車の事等々等々、音楽の事以外の事を徒然と書き綴っていくつもりです。 が、どうなるかはわかりません。

少しだけ不思議なお話

少しだけ不思議な話です。よければ聞いてやって下さい。

その昔、東京へ出て来たボクは、3年程友人と練馬のアパートで共同生活をしていたんです。
それなりに楽しい生活でしたが、流石に3年も住むと窮屈な気持にもなり、一人暮らしをすることにしました。
その、一人暮らしの話なんです。

新たな暮らしは、西川口のとある町のコーポで始まりました。

そのアパートは、2K、ピアノ可、何よりその5万円の家賃!!。ほぼ即決でした。
駅から少々遠かったのと、多少汚かったことなど、その家賃の前では大した問題にはなりませんでした。
分譲貸しのそのアパートは、ローンが終わったオーナ-が、別の場所に居を構えたらしく、小遣い程度のお金が稼げたらいいとのことで、格安で、オーナー転居後しばらく空き家になっていたところを貸すことにしたそうです。

ボクの部屋はアパートの203でした。
同じ階には5つの部屋がありました。
最初から、このアパートには少し変なところがあるな、と、思っていました。


最初から、このアパートには少し変なところがあるな、と、思っていました。
隣にはフィリピンの出稼ぎ風の男女が5人も住んでいましたし、ボクの階の一番奥の部屋の扉には、「この人でなし!!「死ね!!」と書かれた張り紙がしてあったり。
まあ川口は労働者の町だし、その程度のことはあるかな、と思って大して深く考えはしませんでした。

ところが、入居して1週間程が経ったある日、夕食を作っていたら、こんこん、とドアがノックされました。
遊びにくる予定だった彼女(現在の妻)だと思い、ドアを開けてみたら、限りなく浮浪者に近いいでたちの労働者のおじさんが立っていました。
彼は、「入ったんだ(入居したんだ、来なかったかい??」とボクに向かっていいました。
ボクは訳がわからずしどろもどろになりながらも、あなたは誰なのか訊ねました。
おじさんはそれには答えず、「子供は来なかったかい?」といったのです。
「子供だよ子供、死んだんだよ」
「ばあさんがさ、ほらその部屋で。来なかったかい??」と、ボクの普段寝ていない方のピアノをおいてある部屋を指差しました。
ボクは怖くなって、おじさんを追い返し、玄関を閉めました。
ボクは大家に電話をして、確認してみました。
この部屋には、大家以外の人が住んだことはあるのか?そして誰かがこの部屋で死んだという事実はあるのか?と。
がらの悪い大家は、そんな事実はない、とだけ答えたのです。

ところが、次の日ボクは郵便受けにある名前に愕然としました。
ボクの203の郵便受けには、うっすらとBという名字が書いてありました。
大家の名字はAです。
その時、明らかにこのアパートには何かある、ということをボクは確信しました。

それからしばらくは平穏に暮らしていました。
少しの謎と、汚いことを除けば快適な暮らしでした。とはいえ、キッチンのユニットやフローリングは新品に取り替えられていたし、畳も表替えしていたしで、古いだけでそこまで汚くはなかったのですけど。
キッチンは広く、大好きな料理が心置きなく出来て、夏は涼しく、冬は温かなそのアパートは、今でも戻りたいな、と思う時すらあります。
少しの謎めいた部分を除けば。

気付いたら、隣の部屋のフィリピン人は引っ越しし、中年夫婦が暮らしていました。
隣の玄関が開いていたので何気なく部屋を見たら、部屋に不釣り合いな程でかいキングベッドが部屋においてあり、不思議だな、と思ったことはありました。
隣の夫婦は、顔の見えない夫婦でした。部屋にいるのかいないのか、全くわからないのです。物音一つしないのです。
友達が遊びに来て、夜中までどんちゃん騒ぎをしても、隣からは物音一つしない。
確実に苦情が来るだろう、という音量で夜中に音を出してても、まるっきり反応がないのです。
不思議ではありましたが、その時は大して深くは考えてませんでした。

こんなこともありました。
ある日、ツアーから帰って来たら家の前の廊下がまるで雪が降ったように真っ白だったのです。
どうやら、誰かが廊下に消火器をばらまいたようでした。
一番奥の住人に大しての腹いせの行動であるようでした。
しかし、この程度のおかしなことは日常茶飯事だったので、もはやボクは驚かなくなっていました。

ボクにはKちゃんという友達がいます。
その子は難病指定されているとある病気に罹っていました。
ボクの音楽に触れ、メールをもらったところから友情が芽生え、ボクは入院中の彼女を見舞ったりしたこともありました。
退院祝いに、その子を自宅に招き、食事をごちそうした時の話です。
食事も一段落して、談笑中、突如Kちゃんは、ベランダを指差し、今そこに猫が通った、というのです。

ベランダにはカ-テンが掛かってました。
カーテンをめくっても、ねこはいません。
しかし彼女は、言い張りました。ねこがいた、と。
間違っても虚言を弄するような人ではありません。
その後、話の途中で、何度か、又ねこが通った、と彼女はいいました。
いや、ねこはいないよ、といっても、いた、としかいいませんでした。
頑固なまでに言い張りました。
しかし、彼女は多くを語りませんでした。

後に、この家を退去した後、彼女に、あの時のねこの話は何だったのかもう一度問いただしたところ、それには直接答えず、あの家を引き払ってよかったね、とだけいって彼女は微笑んだのでした。

ボクはこのアパートに一年住んで川口に引っ越したのですが、しかしその原因は、これらの不思議な現象が理由ではありません。
ボクの階下にカラオケスナックが出来て、そこが昼の2時から夜中のひどい時は5時までカラオケをやるようになったのです。
ノイローゼ寸前でボクは退去しました。
そのアパートは、A棟B棟に別れていて、ボクはB棟だったのですが、一階はテナントで、向かいのA棟にはカラオケスナックがいくつかあり、夜中まで爆音でカラオケ営業しており、よく階上の住人が苦情出さないものだなと、そのことも不思議に思っていたのです。
この、少し変なアパートを、ボクは這々の体で引っ越したのでした。


退去してから、数ヶ月後、そのアパートの近くを通ることがあったぼくは、元部屋を覗いてみることにしました。

ボクの元部屋にはまだ入居者がいてない様子でしたが、隣の部屋には厳重な施錠がしてあり、張り紙がはってありました。
そこには、この部屋のオーナーのN氏は現在行方不明であり、この部屋の管理は現在管理組合が代行している旨、先日この部屋に強引に立ち入った人物がいたことから、警察沙汰になったこと、今後この部屋に立ち入りを許可なく禁ずる、とのことが書かれてありました。
なんと、今までの隣人は、全て不法滞在で、どこの誰かもわからない人たちだった訳です。

今思うに、ボクの元部屋にも、ボクの入居する前には不法滞在の人間が長い間住んでいたのだと思っています。
そして、その浮浪者風おじさんは、その人を訊ねて来たのではないかなと思っています。

そしてそこで誰か死んだんだ。

未だにそのアパートでの暮らしを思い出すと不思議で変な気持になります。

妻も、そのアパートに入居を決めたボクに対して、頼むからやめてくれないかな、と本当は思ったのだが、それをボクにはいえなかったそうです。

何故なんだろう?。

ただ、そのアパート、金銭的に余裕があれば、購入してもいいかな、と、ちょっとだけ思ってます。
冗談で妻にその話をすると、とてもいやな顔をします。

上青木の、コーポ青木というアパートです。

総合高校のバス停すぐです。機会があったら一度見にいってみて下さい。昼間からすでに不気味ですから。

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  1. 2008/06/30(月) 00:03:11|
  2. 徒然と
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コメント

昨日、この欄にコメントを書き込みしたはずなのに、今見たらアリマセンでした(‥;)

単なる私のキーボード操作ミスによるものなのか、はたまた、この不思議なお話のところに書き込みしたのがいけなかったのか・・・(▼▼)
考えたら今夜は眠れない気がしますので、考えないようにします・・・

昨日、書き込んだはずの内容は、次のような文章でした・・・


真さんのブログ、久しぶりに読み、笑わせていただきました。

7/17ミスターケリーズ、予約しました。
楽しみにしています~★


ひぃ~!!!  すみません、普通の人間ですので。
  1. 2008/07/03(木) 00:30:47 |
  2. URL |
  3. kyoko #-
  4. [ 編集]

ああ、やっぱり??
この日記に書き込みをすると、最初は消えるねん。だけど、それでもしつこく書き込みをするとね、




・・・・・・・。





うそ。
ケリーズありがとう。お待ちしとります。
kyokoさんは綾戸以外初めて??やんね??
  1. 2008/07/03(木) 01:00:52 |
  2. URL |
  3. mako. #-
  4. [ 編集]

よかった~ 読んでいただけて。

ちゃんと書き込みできてましたネ!

私が、真さんのピアノを聴いたのは、綾戸さんのライブ、これまでに3回のみです。

ピアノ・ウッドベース・ドラムのトリオの演奏が好きなので、とても楽しみです♪


  1. 2008/07/03(木) 16:45:49 |
  2. URL |
  3. kyoko #-
  4. [ 編集]

では、ケリーズではちゃんと声かけてね!!
  1. 2008/07/03(木) 20:37:32 |
  2. URL |
  3. mako. #-
  4. [ 編集]

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