真・の・ブログ

日常的な事、ちょっと考えさせられるような事、まじめな事、不真面目な事、料理の事自転車の事等々等々、音楽の事以外の事を徒然と書き綴っていくつもりです。 が、どうなるかはわかりません。

北八ヶ岳再び

1/19~21、約一年ぶりに北八ヶ岳の天狗岳に登ってきました。
去年、初めて登った本格的な雪山に再チャレンジ。
パートナーは去年と同じ福本織恵(22)。
昨年は3月に、八ヶ岳の西側、渋の湯からアプローチでしたが、今回は友人の山上さんの大好きなしらびそ小屋に宿泊することも目的の一つとして、東側、稲子湯からのアプローチ。
交通事故等に巻き込まれ、稲子湯到着が遅れ、その日のうちにしらびそ小屋にはいるのが困難となり、稲子湯に宿泊することに。

翌日、気象予報は曇りから崩れる予定だったが、朝起きると快晴。
やはり晴れ男ぶりは健在か。

tengu2008120.jpg


しらびそ小屋から望む天狗岳。
トレース(足跡)を辿り、難なくしらびそ小屋に到着。
福本はそこから引き返して帰るという。
翌日仕事だから無理せずに引き返したいという。
登山からしばし遠ざかって体力も落ちているだろうことだし、仕方ない。
僕は、単独で天狗の山頂を目指すことに。

初の本格雪山単独行。

しらびそ小屋でコーヒーを飲み、10時頃出発。
八ヶ岳の南北に伸びる稜線に向かい、東に樹林帯を歩く。
約一時間程で中山峠という稜線上にある小ピークにたどり着くのだが、中山峠下で、稜線上を吹く風の音が聞こえる。
中山峠でパンとお湯を飲もうと思ったのだが、寒すぎて座ってられないし食べてられない!!
稜線上は強風が吹き荒れて、体感温度は実際の気温より遥かに低い。
食事を中止し、スピード重視でピークを目指すことに。

だが途中何度も足が止まる。ばててるのだ。

山でばてたことは一度もない。自転車ででも、覚えてる限りばてたことは一度しかない。
初めて箱根峠を越えた後、宿泊場所を探すのに芦ノ湖を一周したとき、行けども行けどもテントを張れるようなところが無かった。
あの時はばてた。精神的にばてた。あれ以来ばてたことは無かったのに。

引き返そうかと思ったが、ピークはそこに見えている。
突風に吹き飛ばされそうになりながら狭い稜線を歩いていく。
口に巻いたネックウォーマーについた水蒸気が凍っていく。
去年の三月に来た時とはえらい違う。ものすごい寒さ!!
また、体調が良くないのか、高度のせいか、息が入らない。
何度も足を止め息を整えて、なんとかピークに到着。
写真を撮ろうにも手袋を外そうものなら一瞬で手がおかしくなる。
デジカメはオーバー手袋を付けたままでも操作出来るが、携帯のカメラは操作出来ない。
ピッケルの先で携帯を操作して写真を撮った。

689328095_224.jpg


その写真。


天狗のツインピークスの西天狗登頂は精神的に無理。引き返すことに。
手はかじかんで、足の指先も何の感覚もない。
足の爪を靴の上に押し付けて、少しでも血流を良くしようとするのだが。


とにかく樹林帯に戻って少し休憩がしたい。
稜線上にも一カ所広い樹林帯があり、そこは比較的風が穏やかで、お茶を沸かしてチョコレート休憩に。
持って来たお湯はとうに飲み干しており、雪を湧かしてのお茶。
ダウンジャケットを取り出して着衣する。
15分程の休憩で、少しだけ体力が回復、中山峠から稜線を降りた。

稜線から下った瞬間、かじかんだ手に温もりが戻り、むしろ今まで抑えられて来た血流の分、カッカするぐらい。
暖かい!!
気温は-9度。
-9度が暖かく感じる、恐ろしい世界に僕はいたのだ。

決して山をなめていた訳ではない。むしろ、最近山登りが怖い。
怖いというか、心細い。
去年6月、単独で大雪を縦走した時から、登山に怖さを感じるようになった。
雪山の、本当の怖さをちょっとだけ垣間みれたような気がした。


2時にしらびそ小屋に到着。妻に下山の報告の電話をする。到着と同時に雪が降り出した。運が良い。
お茶を一杯飲んで、こたつで1時間程横になり、ようやく体力が戻って来た。

この日の晩しらびそ小屋には宿泊客は3人しかおらず、こじんまりとランプをともしながらの夕食。
1人はリタイアしたおじさん、もう1人は愛知県のとある市の市長さん。
山に来るような政治家はどのような人かと思い、色々質問してみたが、本当に立派な政治家だった。
政治家を、彼は早く辞めたい、といっていた。
その一言からだけでも、どのような姿勢で政治に取り組んでいるのか垣間みれる。
まともにやりゃしんどいに決まってるよ、政治なんてさ。
何ともいえない静かな、しかし贅沢な時間を過ごす。

降り出した雪は、しかししらびそ小屋の窓から天狗岳が見えなくなる程のものではなく、翌日には軽く積もり、トレースは消えていた。
sirabisorisu20081.jpg


しらびそ小屋に遊びにくるリス。

朝起きると、背中が痛い!!ぎっくり背中のような症状。
背中を痛めるようなことは何一つしていない。
恐らくは、寒さから来る極度の緊張が、背中の筋肉を痛めつけたのだろう。
本沢温泉までトレッキングを勧められたが、断念し、早朝に下山した。

振り返れば木漏れ日の向こうに天狗、そして稲子のピークが見える。
ああ、無事に帰ってきたんだな。

sirainahayasi20081.jpg



稲子湯の湯の暖かさが心にしみる。

山の怖さを又一つ学ぶことが出来た。

北八ヶ岳は雪山入門の山。だが、まぎれも無い雪山であることに変わりはないのだ。

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  1. 2008/01/22(火) 16:03:30|
  2. 山歩きやチャリ旅
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  4. | コメント:0
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