真・の・ブログ

日常的な事、ちょっと考えさせられるような事、まじめな事、不真面目な事、料理の事自転車の事等々等々、音楽の事以外の事を徒然と書き綴っていくつもりです。 が、どうなるかはわかりません。

大雪山行ってきました。

6月末、梅雨の本州を避けて北海道は大雪山登山を計画した。
綾戸関西方面のツアー「ついで」に敦賀からフェリーで。何がついでやねん、全然逆方向やがな。

ともかく、大雪山の縦走メインルートといえる、トムラウシ~化雲岳~白雲岳~黒岳縦走の始まり。

実は僕は登山経験が豊富ではなく、二泊三日の縦走は初めて。
多分、縦走登山の何よりの難関は、テントで寝る、という生活面の不安では無かろうか。
僕はその点の経験は異常に豊富なので、その点の不安は皆無だ。
むしろ、そこそこの山には指定テント場があるので、チャリ旅でテント場を見つける作業はいらないので、ある意味楽かもしれない。
むしろ、先日の屋久島山行の山頂テントは、違反なのだ・・・。


keunasahi.jpg


化雲岳から望む大雪山最高峰の旭岳
今回の山行は、去年のチャリツアー in 北海道の時、世話になった旭川のジャズイベンターであり、レコード収集家である「ビーン中島」さんに全面的に世話になっての登山。
今回の山行を決めたとき、どうやってトムラウシまでいくべきか非常に悩んだ。
トムラウシ登山口まで、バスは7月中旬までなく、一番近い新得の駅からトムラウシ登山口はタクシーで15000円かかる。
ビーンさんに相談したところ、旭川からトムラウシまで送ってくれるとの事。

往復500kmはあるよ!!

ご好意をありがたく受ける事にした。

ビーンさんありがとう!!


大雪山は、その山域全ての広さは神奈川県と同じ広さで、勿論国立公園なので、そのすべてを歩ける訳がなく、厳重に自然保護されてはいるが、その広大さが何よりの魅力。
トムラウシから黒岳の縦走は、そのメインルートではあるが、それは一部でしかない。
トムラウシはその大雪の南側にあり、トムラウシ往復でも10時間以上かかる結構な山なのだが、短縮登山口という、車で少し上がったところにある登山口からいけば約2時間そのルートを短縮出来る。
だが、長い縦走路、たかが二時間短縮したところでどうなるものでもあるまい。
本登山口から行く事にした。
本登山口から登る人は今は殆どいないらしく、登山道は途中、倒木等で荒れてはいたが、思ったより整備が行き届いていたのだが、熊の気配がある。
熊は非常に獣臭いらしく、出会った人のほとんどがそのにおいの印象を語る。
登山道にでっかい糞と、獣の残臭。
何時間か前に熊がここを通ったのだろう。
そういえば、北海道には猿はいないのだ。北限は青森。
今回の山行で、キタキツネは何匹か見たが、鹿はお目にかからなかった。
北海道には蝦夷鹿がいる。
知床辺りでは増えすぎてえらいことになっているのだ。
鹿を見ない山行は珍しい。

雨こそ降らないものの、天気は今ひとつ。
遠くに、少しだけあのいわゆる大雪の風景が見え隠れする。
ああ、晴れていればな。

山頂まで後少し、トムラウシ登山口で一緒だったパーティーが下山してくる。
山頂はとても景色が良かったらしい。
2時間のタイムラグが、トムラウシでの景色を左右した。
残念、短縮登山口まで乗せてもらったら良かった。

早出したので(4時発)時間的に余裕があるが、山頂であまりゆっくりせず、テント場のヒサゴ沼に向かう。

トムラウシからヒサゴまで、日本庭園といわれるすばらしい平原が広がっている「らしい」。
ガスによるホワイトアウトで、何も見えない。
ルートを失わない事が精一杯。
綾戸バンドで一緒の田中倫明さんも来たことがあり、ここがいかに素晴らしいか、熱く語ってくれていただけに残念でした。

ヒサゴでテントを設営し、そうそうに夕食を終え、一杯やりながら就寝。
まだ明るいうちに眠りについた。
夜中、ふと目を覚まし、トイレに行こうとテントからでる。
満月に照らされた雪渓と、ヒサゴ沼。
何たる風景!!
しばし見惚ける。

翌日、快晴。やった!!

日頃の行いというのはこういうところにでるのだろうな。

化雲岳~五色岳~忠別岳と快調に行く。

どの風景を切り取っても、大交響曲のような風景が続く。
素晴らしい!!のだが多少食傷気味。

この日は白雲避難小屋のテント場にテント。
白雲から見える風景が、大雪の全てと言ってもいい。
今まで通って来た道全て、それにトムラウシから更に続く十勝岳、富良野岳、遠くには芦別のような山も見える。

Great大雪山。

taisetsuzenzan.jpg



ベートーベンの第九の最終楽章のような景色。

ヒグマが見えないか、目を凝らしてみる。が、どこにも気配すら無い。
この見ている風景の中にヒグマがいないはずはない。あの巨体をどこに隠しているのだろうか。

翌日も4時に早出。
黒岳目指して快調に進む。
北海岳を超えたあたりから、軽装のトレッキングの人の姿を見かけるようになる。
縦走も終わり、の雰囲気がでてくる。
しかし、チャリ旅でもそうだが、99%を持って道半ばと思え、との言葉がある。
事実、下山時に事故は多いのだ。
気を引き締め直し、行く。

最後の山、黒岳に到着。
黒岳山頂は、とても賑わっている。
関西方面からの登山者が異常に多い。どこの観光地も関西人は多い。
その中の中年の7人ぐらいのパーティに声かけてみた。
なんと!!うちの母と同い年のパーティー。
実はうちの母は独身時代アルプスを闊歩する山女だったらしく、結婚して山をやめたのだが、今は臥せっており、という程の病でもないとは思うのだが、又山歩き等してほしいものだ、との思いをこめ、そのパーティーの写真を母に送った。

山頂でおじさんに声をかけられる。
旭川の人で、しょっちゅう大雪に登りにいらしてる方。
これからぐるりトレッキング回って下山するらしい。
下山のタイミングが同じになれば、旭川まで送ってくれるとの事。連絡先を交換して別れた。


黒岳から下山中、ずーっと正面に見え続ける山、ニセイカウシュッペ山という普通の山がやけに新鮮に感じる。
フルコース続きの食事の後の茶漬け、って感じ。とはいえ、ニセイカウシュッペも相当立派な山なんだけどね。
いつか登りたい山の一つだ。


無事層雲峡に下山。
下山後、温泉に入り、一通りすっきりした後、ちょうどよくおじさんから電話が入る。
お言葉に甘え、旭川まで乗せていってもらう事に。

おじさんの弟さんは、厳冬期マッキンリー等をやって来た本気の登山家だそうです。
おじさんはといえば、旭川の高校野球の先生で、甲子園にも何度も生徒を連れて行った方。
リタイア後登山をはじめたらしい。
道中、高校野球の生徒を指導する話を話してくれたのだが、やはり何事に関しても、何かを成し得た人の話は傾聴に値する。
ちなみに、大雪山の正確な読み方はだいせつざん。
だが、北海道では昔からたいせつさん、と読む。
その事をおじさんに教えてもらった。


旭川到着後はまたもやビーンさんの家にお邪魔する。
出発前にも飲みにいったワインバーに繰り出す。
ワインバーの上はジャズライブハウスで、バーで飲んだ後、お客さんを連れて上のライブハウスに連れて行っては僕のピアノを聞かせる、というのがビーンさんの飲み方。
それぐらいのお礼は安いものだ。


今月は他にも石鎚山、八ヶ岳に登る予定だったが、台風のため中止、御陰で一週間程オフが出来た。
妻孝行が出来るというものだ。

今日の昼間はブイヤベースを作って食べさせた。
僕に出来る事といえば、料理を作るだけ。

さて、来週は、山形の生徒の海谷さんと、ファンの千尋ちゃんと三人で鳥海山に登る。
二人は本格登山ははじめての初心者。
登山の楽しみを解ってもらえるかな~~っ。



そして、8月はアルプス、そしてチャリ旅で巡る北海道の山々を登る。
hanaasahi.jpg



お花畑から見える旭岳
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  1. 2007/07/14(土) 15:43:30|
  2. 山歩きやチャリ旅
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