真・の・ブログ

日常的な事、ちょっと考えさせられるような事、まじめな事、不真面目な事、料理の事自転車の事等々等々、音楽の事以外の事を徒然と書き綴っていくつもりです。 が、どうなるかはわかりません。

僕が今まで歩んできた音楽人生を、山登りに例えてみた。

幼いころから、自宅の窓から遠くに見えるあの山が好きで、登りたいなあと思い続けていた。
大学の頃、二十歳ぐらいから、本気でその山に登ることを決意した。

登り始めたその憧れの山。そこは深い森。まっすぐ進んでいるのかどうかも解らない。コンパスの使い方もままならないので、読図も微妙。今居る位置が果たして正しいのかどうかも解らない、とにかく不安との戦い。
木の根っこに足を取られてねん挫。その治療でしばらく前に進めない。
ようやく治って調子良く登り始めたと思ったら、すぐに今度は長い下り坂、果たして本当に頂上に向かって登れているのだろうか・・・。

結構迷走もしただろうが、そんな事を10年も続けていただろうか、ある日突然樹林帯を越え、視界が広がる。
すると、憧れていたあの山の頂が見えるではないか!!
そこには水場がありちょっとした居心地のよいテン場。(テントが張れるところ。)
少し休憩をする。
しかしここで休憩を取りすぎてしまうともう前に進めなくなるような気がした。
仲間はまだここで休んでいく、というが、ぼくは山の頂きに向けて進み出した。
樹林帯にいた時とは違い、道はどんどんと傾斜が強くなって、体力的には辛くなってくる。が、頂上が見えるだけ、気持ち的には楽だし、そのきつい傾斜を登る事が楽しくなってくる。
技術的に難しい場所があっても、どうすればそれを克服出来るかが解るので、それは楽しみとなるのだ。

そのままどんどん10年も進んで、僕は40歳になった。
もはや登山というよりは、攀じ登る、といったレベルの傾斜になってくる。
ハーケンを打ち、自分の身を確保しながら、一歩一歩、攀じ登っていく。
登っていくうちに徐々に頂上が見えなくなる。何故ならば、その頂の直下の壁に取り付いたからだ。
樹林帯にいたころは先が見えず不安だったが、雨風や雪からは木々が守ってくれていた。木の実や茸もその辺に落ちていて、食べるには困らなかったなあ。沢の水も近くにあったし。
壁の上は突風が吹いたら確保しているとはいえ吹き飛ばされそうになるし、雷も凄まじい。
雪が降ったら凄まじく寒いし、雪崩が起きるのも恐ろしい。
壁もレベルが上がってきて、オーバーハング(垂直以上の壁)が現れる。
越えられるだろうか?
何気なく下をみてみると、10年前に一緒に樹林帯を越えた仲間がまだテン場で酒盛りをしている。
僕も頂上を目指すのではなく、あのテン場で酒盛りをしながらセッションしていればよかった。ならばこんなに辛い思いをしなくてもよかったのに。

しかしもう、山を下る事は無理だ。一旦取り付いた壁は上り詰めるか、あとは滑落して死ぬしかない。
樹林帯にいるときは、幾ら辛くても、死の危険はなかったものなあ。そう思えばあのころは楽だったんだなあ。

過去の事を思い返しても意味がない。
僕は、一生かけて、この山の頂を目指す。山を登り切るしか、僕には残された道はない。
もし登り切ることが出来たなら、誰も見た事がない風景を、見ることが出来るのだ、と信じて。


といった感じです。






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