真・の・ブログ

日常的な事、ちょっと考えさせられるような事、まじめな事、不真面目な事、料理の事自転車の事等々等々、音楽の事以外の事を徒然と書き綴っていくつもりです。 が、どうなるかはわかりません。

杉本匡教との共演について

昨日、テナーサックスの杉本匡教(まさのり)君の31歳のバースデーライブでした。
杉本とデュオでライブをするのは僕の記憶が正しければ、一年半ほど前のプラスイレブンが最後だと思います。

彼と初めて共演した時の事を僕はよく覚えています。
何かのスタンダードで、二度目のテーマを一オクターブ下で吹きました。それにより僕はピアノのボイシングを変えたのですが、その事に気付きました。それはまだ彼が26ぐらいの頃かもしれません。
気付くのは勿論当たり前といえば当たり前の事なのですが、意外とその当たり前のことに気付かない人は多いです。その時に僕は杉本はとてもいいプレイヤーになるのではないかな?と思いました。

杉本をよく知る、彼の同世代のサックスプレイヤーに、杉本いいよね、と聞いたら、全然?と答えが返ってきたことがありました。その真意はわかりません。嫉妬心やライバル心が言わせた言葉かもしれませんが、杉本君のユニークなところは、ものすごい古い演奏スタイル、ビバップ以前のスタイルに立脚して、コンテンポラリーな世界観を展開しようとしているところだと思います。
もしかしたら、同世代のプレイヤーから見たら、古臭い、おじん臭いスタイルだと思われたのかもしれません。

でも僕は、コンテンポラリーなプレイヤーの形だけを真似することよりも、自分の中の歌い口を模索することのほうによほど意味があると思います。コンテンポラリーなフレージングを左脳的に研究して、それをそのまま左脳的に表現するようなプレイヤーのほうが大多数な杉本君世代のプレイヤーの中で、(無論そういう時代は、音楽を学ぶ上において必要な通過点であることも事実ですが)彼は、自らの歌い口を既に持っているように感じます。
無論まだ31歳では完成には程遠いことと思います。しかし、ある種の自分の音楽を既に持っているプレイヤーだと感じました。


中村の考えに書いた、管楽器奏者に対しての文章の中に、共演者に要求をすること、という項目があります。彼はすでに僕に色んな要求をしてきます。だから僕は彼の言う通りに演奏しているだけでした。
橋爪亮督とはまた違う僕の中の引き出しを開けていきました。

でも僕はそんなことよりも何よりも、1年半前の共演の時とは、見違えるほど演奏が進歩していたことが、何よりもうれしかった。
僕は、へたくそでもいいから、進歩しようとする人が好き。そしてそういう人に対して僕は全力を尽くして協力する。

彼に贈った言葉。20代は暗中模索の時代。30代というのはある程度の事がわかったような気になる。頂上が見える。だから、頂上に立ったかの如く錯覚する輩もたくさんいる。
無論彼がそんな下者(くだもの)であろうはずもない。

僕は、30代は、無知を知る10年であると彼に言った。
30歳である程度得た解答は、40歳の時、見事に違う事を経験した。という事は、僕が50の時にまだ知らない、今の価値が覆るようなことがあることを、知ったんだ、と話した。
それこそが、無知の知、であると、話した。

この言葉が彼の31歳の誕生日プレゼントとしてふさわしいのかはわからない。

でも僕は、杉本君の演奏に対して、非常にたくさんの期待をしている。
彼の才能を、僕は、見守っていきたいし、僕に可能な協力の全てを彼に費やしてけたらと思う。



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  1. 2017/06/28(水) 17:00:48|
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大村亘という人間

彼を初めてみたのはもう5年は前かもしれない。
池袋の某ライブハウスにカルテット編成のライブを見に行った。
その時は特に印象に残らなかった。あいさつ程度の話をしたかな?くらい。
その後、川本悠自の熱心な勧めで、にはたづみのアーティストミーティングで再会した。
いろんな話をした、セッションも重ねた。そうやっていく上で、彼が本当に優れたアーティストであるだけでなく、人格的にも優れた人間で、そして、彼の持つ哲学を理解するにつれ、僕は彼に深い関心を持つようになった。
彼とは共通の哲学をもっているし、彼の歩もうとしている未来は僕の見ようとしている未来と似ていると思うようになった。
にはたづみプロジェクトのメンバーに招聘した。改めてにはたづみの理念を説明した。
彼はその理念を全く持って見事に理解し、そのうえで自分の考えを述べた。
頭の出来が違う。
そういった外的な要因だけが彼の素晴らしいところではない。
彼には人徳がある。周りにいい人が寄ってくる。
彼の訪れるところ、彼がかかわる人々、それらすべてによい風が吹く。
僕の音楽にも彼は新しい風をもたらせてくれた。
そして、彼は人をちゃんと見ている。曇りない眼でちゃんと見ている。
彼ほど物事を曇りなく眺められる人を僕は知らないかもしれない。
僕の苦しみの本質を彼は見抜いていた。そして、何も言わずに助けの手を差し伸べてくれた。そういう事が出来る人間なのだ。
僕は彼の事を尊敬している。年齢は僕よりも下だけれども、尊敬し、信用している。
彼のいうことならば間違いがないだろう。そう思う。
ただ、人間の好みは激しい。万人に対して彼はいい風をもたらすような人間ではない。自分が好きな人間と、そうでない人間は、彼の中ではっきりと差があるように思う。それもまた僕は彼らしくていいと思う。

彼、大村亘の人徳がもたらす色んなものは、さまざまないい事をこのトリオに与えてくれました。
彼と録った僕の3枚目のアルバム。Makoto Nakamura Trio
このトリオのCD発売ツアーが始まります。


中村真トリオ「CD発売記念ツアー」
中村真、中村新太郎b、大村亘ds
4/3(月)上尾 プラスイレブン
4/4(火)袋井 マムゼル
4/5(水)名古屋 スターアイズ ゲスト junko vo
4/6(木)梅田 ミスターケリーズ
4/7(金)岐阜 アイランドカフェ
4/8(土)近江八幡 YUGEYA ゲスト 木原鮎子vo
4/9(日)白山 CLOWD
4/10(月)高岡 カサデラムジカ
4/11(火)新潟 フラッシュ
4/12(水)桐生 villlage
4/15(土)会津 太郎焼総本舗
4/16(日)酒田 グリーンベイ
4/19(水)秋田 J‘s cafe
4/20(木)石巻 lastrada
4/21(金)那須塩原 割烹 石山

4/22(土)小山 フェローズ割烹 石山

  1. 2017/04/03(月) 00:32:19|
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阿部智子が成長していた。これは乞うご期待だ!!



阿部智子がとてもとても成長していた。半年ほど前に札幌でDUOをやったときに、お?きてるかな?と思った。正直札幌に帰ってからの智子は精彩を欠いていた。

あらゆるパーツがバラバラにくだけ散って、表現は過大で過小、いいところが何一つない状態が数年間続いた。僕はそれを好転反応であると思っていた。だがそれにしても智子の好転反応はちょっとひどかったし時間が長かった。ぼくは、智子の才能を買いかぶっていたのだろうか??東京のジャズ界に今ひとつなじめずにいた智子を札幌に戻ることを勧めたのは他ならぬ僕なのだが、こいつはもうだめかもしれない。正直に言うとそう思った。
だけど、ちゃんと智子は己を克服した。智子は誰もが通らなければならない最初の10年の壁を越えつつある。

多くのジャズシンガーは、それを超える前に己に負ける。

阿部智子はそれを克服した。僕はそれを確信した。
伊藤大輔がそれを克服した瞬間のことを僕は今も覚えている。そのときの喜びと似たような喜びを、僕は感じている。

札幌で出会った仲間たちがよかったのも彼女の成長の一因だろう。札幌のミュージシャンはオリジナルを書いて、それをみんなで持ち寄って演奏をするという習慣があるようだ。東京でも大阪でもオリジナルを演奏する人はたくさんいるが、シンガーでオリジナルを書く人は少ない。オリジナルを書くことは、自分自身の音楽を確立する上において重要なことであると思う。なぜならば、それは、まぎれもない自分自身だからだ。多くのジャズシンガーは、ジャズという借り物の中でしか自己表現できない。ジャズを自分自身のものにするには膨大な時間が必要で、大変な困難が伴う。しかし、オリジナルを持つことでそれを確立してしまうことにより、その困難を省略することが出来るような気がする。小泉やよいが、ジャズを歌ってもブラジルを歌っても自分自身の音楽にすることが出来るのは、そのせいだと僕は思っている。

智子が今回のキャンプに来れないことがとても残念だ。いろんな意味で、他のシンガーが聞いたときに、参考になると思うからだ。それは、智子を範とするという意味だけではない。相対的な基準とすることにより、参考になると思ったからだ。

智子は11月からカナダへ遊学する。帰ってきたときに更なる成長をしていることを僕は確信している。


  1. 2015/08/28(金) 22:24:19|
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太田朱美というプレイヤーとそのツアー案内

太田朱美を初めて聞いたのは8年ぐらい前かな?彼女が大学を卒業して広島から上京してきた当時の話。すごいフルートの若手が現れた、という噂ぐらいは聞いたことがあったような気がしたが、僕が出演していたライブハウスに飛び入りに来たのが最初。
そのときの演奏はたいして特筆する程のことはなかった。楽器の技術は標準よりうまかったが、覚えたフレーズを組み合わせ、それらしいことを吹いていたが、全てのパーツがバラバラで、音楽としてコンプリーとしている訳ではなかった。
東京ジャズ界の特徴として、ミュージシャンですら、ちょっとした話題性のある若者に飛びついたりする傾向がある。はやり廃りのようなものがあるのだ。朱美はこれから売れていくのだろう。だが、僕は特に触手が動くものはなかった。
その後も何度か僕のライブに飛び入りしにきたりしたこともあったが、その初対面の感想を覆す事はなかった。
その後何年も疎遠になっていたのだが、3年程前、関内の上町63のマスターから出演オファーがあり、太田朱美とデュオを斡旋された。ぼくは一瞬断ろうかと思った。
でも、長いこと聞いてなかったし、まあダメ元でやってみようと思い、引き受けることにした。
リハーサルで音を少し重ねてみたが、まるで別人のように素晴らしいプレイヤーになっていた。
彼女のバラバラなパーツは見事に整い、(元々そのパーツ自体は一級品だったに違いない。)一つのコンプリートした音楽になっていた。
フレーズはもちろんのこと、リズムの感性も素晴らしい。トーンの重なり合いにより調和(ハーモニー)を作るというような、並のミュージシャンには出来ないことをやってのけた。
演奏中ずーっと笑えて仕方なかった。僕は良い演奏家との共演では笑いが止まらなくなるのだ。
まあ、土井先輩とやるときは、ほんまに笑っているのだけど・・・。
朱美は名実共に日本のトップのプレイヤーに成長したのだ。
彼女とのデュオは本当に楽しい。様々なプレイヤーとデュオをやっているが、彼女程運動神経に長けたプレイヤーはいない。彼女と演奏すると、良い汗かいたな!!って爽快な気持ちになる。
また、フルートという楽器は音色の幅の狭い楽器なのだが、彼女の音色は本当に豊かだ。様々な色を持っている。
そんな朱美とも今回でツアー4回目。
東北ツアー1回、西日本ツアー2回。
今回は2/8(火)梅田ミスターケリーズ、2/10(木)岡山バード、2/11(金)福山 府中クラシックホール、2/12(土)姫路 ジョージアダムス、2/13(日)東広島 ブラック&タン、2/14(月)出雲 味巣亭、2/16(水)名古屋 ミスターケニーズで終了。

8日 ミスターケリーズ http://www.misterkellys.co.jp/index.html 19:30開演 3300円。インターネット予約割引あり。

10日 岡山 バード http://livehousebird.cocolog-nifty.com/ 20:00開演 3000円

11日 府中クラシックホール  府中市土生町1530-9 08063243809下江 1930開演 2000円 

12日 姫路 ジョージアダムス http://www.wine-makoto.com/georgeadams/live.html 20:00開演 3000円 当日3500円

13日 東広島 ブラック&タン http://black.ap.teacup.com/blacktan2008/  
19:00開演  3000円

14日 出雲 味巣亭 出雲市塩冶神前2-7-21 0853-23-5102

16日  名古屋 ミスターケニーズ    with 日景修b http://mrkennys.com/  20:00開演 2800円  
  1. 2011/02/06(日) 17:06:52|
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久しぶりにすごいプレイヤーを知った

毎月出演している三鷹のウナマス。もうかれこれ5年ぐらいは毎月出演させてもらっている。
最近は、ドラマーを迎えてのトリオ活動は一旦休止し、フロントプレイヤーを迎えて中村新太郎とトリオ、もしくはデュオというスタンスで出演している。
大体は、橋爪亮督tsか太田朱美fl、最近では土井徳浩clにお願いすることもある。新進気鋭の駒野逸美tbを抜擢することもある。
僕の中では橋爪、太田、土井先輩、全てスタイルは全く違うように思うのだが、なぜか彼らはファン層が共通している。ちょっと不思議。
まあそれはいいとして、9月のその3人とも駄目だったこともあり、少し新しい人ともやってみたいと思い、ウナマスの沢口に相談した。
吉橋厚というテナー奏者は如何か?とのこと。
見たことも聞いたこともない名前。
僕は無論東京のプレイヤーに精通している訳ではない。だからこそ沢口のアイデアを仰いだということもあるのだが、それにしても見たことも聞いたことも無い人というのも珍しいように思う。
ウェブを探してみても見当たらない。
年齢すら分からない。
どうやら、性別は男だということは、名前から推察できたが、それ以上の情報は皆無。
ちなみに山田うんから初めてメールがあったときは、男か女かすら分からなかった。会うまでそのことを楽しみにとっておこうと思ったのだが、電話があり、女性であることを知ってしまったのだが。
全く手ひどいプレイヤーだったとしてもデュオならなんとかフォローできるだろうし、これはあえてリハーサル等せずにぶっつけ本番のスリルを楽しんでみよう、と思い立った。
ウマナスに8時前に現れた彼は実直な印象。まあそういう感じの音楽を演奏する人なのだろうなと思った。
僕には数少ない才能の一つに、顔を見ただけでどのような音楽を演奏するのか分かる、というのがある。
ところが、彼はその期待を裏切った数少ない人の一人になった。
豪放でありながら繊細。僕がどんな急なブレーキをかけても上手いこと乗りこなす。変幻自在に僕を操る。
いたずらで、少しプレッシャーをかけてみてもびくとも動じず、それを無視する訳でもなく、上手いこと受け流す。
150kmの内角高めの直球を見せたかと思うと、緩やかな外角に逃げるスライダーで三振をとり、打つ気満々の打者には落差の大きなフォークボールで引っ掛ける。
初速と終速の差の少ない丁寧なストレートを外角低めの原点に投げて、カウントを稼ぐことも出来る。
驚きのプレイヤーだった。
何より面白かったのは、僕の中のちょっとした毒っ気、のようなものが、彼と共演するとへにゃっと抜かれてしまうのだ。
ああいう人は珍しい。
渡米経験もないなら、リーダーでの活動も無い。著名なバンドに参加している訳でもなく、芸能人のサポートをしている訳でもない。
一体、どこでどうやってその変幻自在な音楽のやりかたを覚えたのか?僕には全くもって謎だった。
そういう意味では、橋爪亮督と初めて共演したときよりも驚きは大きかった。
天才?というのとはちょっと違うし、ただの器用、というのでもない。
ああいう人は、物事の受け取りかたのセンスの良さがあるのだろうなあ。
演奏上での情報の取捨選択もお見事だったし。
いるもんだなあ、いいプレイヤー。
断定はするつもりないし、こういうことをいうと語弊が生じるとは思う、しかし、あえて言わせてもらうと、知名度と音楽性の善し悪しは、限りなく反比例するように思う。
しかし、勿体無いです。あれほどの才能が完全に埋もれてしまっていることは。
きっと、僕のファンの人たちや、上記したフロントプレイヤーの人たちのファンも、必ずやお気に召すことと思います。
12月にはまたウナマスで共演したいと思っています。
  1. 2010/10/11(月) 22:18:31|
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今週末、東京のボーカルファンの方に、木原鮎子さんをご紹介

6/19(土)すばらしいシンガーが初めて東京の土を踏みます。
木原鮎子さんです。
鮎は、京都在住のシンガーですが、日本人にしては珍しく、明るいオーラを漂わせるシンガーです。
日本中の若いシンガーをいろいろと見てきましたが、その才能と、音楽家としての資質と、吸収の速さ、などを総合的に見て、トップレベルのシンガーだと思います。
とにかく、東京のジャズボーカルファンの人に、ぜひ聞いてもらいたい。
きっと優しい気持や、穏やかな気持ちや、ほのぼのとした気持になれると思いますよ。

立川ジェシージェイムス 木原鮎子vo、中村真pf ¥2300 ボトルメンバー1800円。19時スタート。

それとその前日、三輪知可との共演もあります。
知可は奇しくも鮎と同い年のシンガーです。知可の資質もすばらしいです。
僕は知可と鮎とは、良きライバルになるのではないかあ、と思っています。

6/18(金)新大久保 BOOZY MUSE ¥2800 19:40スタート

そしてその次の週、再若手シンガー阿部智子との共演があります。
先日、北海道ツアーで共演しましたが、ちょっとこの才能には恐れ入ります。
タイム感がとにかくすごいです。
僕がどんなに揺さぶりをかけても微動だにしない。
将来、きっと大歌手になるでしょう。
僕は、ここに、阿部智子が大歌手になると宣言していたことを証拠として残しておきたいと思います。
この日は、Young men達との共演です。
この子達の成長も一緒に見ていってあげてほしいです。
6/22三鷹 una mas 8:00から
¥2600+1order
沢口 耕太(ds)
落合 康介(b)
中村 真(p)
阿部 智子(vo)
  1. 2010/06/16(水) 15:34:37|
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鮎と行く修学旅行ファイナル

鮎と行く修学旅行ツアー、一通り終了しました。
盛岡、山形、上越、福井とかなりの強行軍のツアーでした。道中ずっと音楽や様々な話をしてしゃべり疲れましたが、楽しかった。
鮎と音を重ねていくなかで、いやだな、と思う音は一音もなかった。
清々しく、素直で、純粋な音ばかりでした。
楽しかった。本当に楽しいツアーでした。
旧知の山形や福井でも、鮎の人柄と歌にみんな大喜びでした。
木原鮎子は、幾人かいる仲良しの若手シンガーの中では、最も遠い存在の人でした。
ですが、こうやってツアーをやってみて、鮎の実家等にもお邪魔し、育った環境を垣間みて、彼女の歌の純粋さのルーツを知り、彼女自身のことも知ることが出来ました。
木原鮎子は、これからもどんどん素敵なシンガーとして進化していくだろうと僕は思います。
また、これからもずっと一緒にやっていきたいです。


ツアーファイナルは京都のル・クラブ・ジャズです。
よかったら来て下さい。
  1. 2009/09/29(火) 15:30:51|
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橋爪亮督氏

ぼくがこんな事を書くのは珍しいと思いますが、昨日のUNA MASライブはほんまにいいライブやったと思います。
もしかしたら、ぼくの今年一年のライブ全ての中で最も印象に残るものになったかもしれません。
橋爪亮督ts、中村新太郎b、そしてぼく。
誰一人、虚勢を張らず、音楽の自然な流れに身を任せ、それを味わう。
一切のはったりのないライブ。
即興の息吹に溢れるライブだったなあ。
多分とてつもなく前衛的なシーンにおいても混沌さはなかっただろうし、聞きにくくなかったと思う。
音楽の全ての場面において、不明瞭な部分が全くなかった。
あれほどのサックスプレイヤーが、世の中からもうちょっと高い評価をされていてもおかしくないのになあと思う。
でも彼は、そのような虚栄心とは全く無縁なところで音楽に取り組んでいるのだろう。
芸術家が、虚栄心を持つ事は、恥ずかしい事なのだ。
しかし、ぼくの友達のプレイヤーで、彼のプレイを知るミュージシャンは皆口を揃えて最高のプレイヤーだと褒めたたえる。
TOKU、太田朱美、野本晴美、等々。中村新太郎さんも相当に驚いていた。
橋爪氏をぼくに引き合わせてくれたのは、u3chiオーナーである上野さんです。彼の眼力も本物だと思う。
また、橋爪氏は人として立派な人だと思う。人格者だ。
大人だなあと思う。見習いたいものだ。まあ無理だが。

ぼくもミュージシャンズミュージシャンだと思うが、橋爪亮督氏は、ミュージシャンズミュージシャンズミュージシャンだ。
それを本人にいったら、狭っ、ていわれたが。
また本物のミュージシャンに出会う事が出来た。
  1. 2008/12/27(土) 13:45:56|
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CHAKA

人として、一本筋が通っている人の事を、僕は信用する。
その人の発言や音楽が、僕の価値観と相違したとしても、その人のそれを、信じれるのだ。その人にとって、それは間違いのない、したたかな価値なのだと。
であれば、僕にとって、その人の持つ価値観は、学ぶべき対象となる。
僕の価値観を新たに見直す為の存在としても得難いものになる。

彼女は、本物である事を自らに課してきたんだろうと思う。
本物風、これは世の中に一杯いる。だが、僕の目はそれを見抜く。
彼女は本物のシンガーだ。
僕は、本気の本気で、本物足ろうとしている人を、正直言うと、そんなには知らない。
本物になる為には、本物足ろうと、本気で思わないと無理なのだ。
才能だけではない。才能だけでは本物にはなれない。
飛び抜けた才能の持ち主でも、本物になれない人は数多くいる。
そして、一時期は本物を目指す事をした人でも、一生かけて本物でいる意思を貫き通せる人は、そうはいないのだ。

本物には、それを目指すものしか絶対になれないのだ。

そして、そういう人のことは、やはり同業者が尊敬するのだ。
彼女を慕うシンガーは数知れない。

本物のシンガー、CHAKAとのツアーが今日からスタートする。

僕は彼女の事を、心の底から、信用している。信頼ではない。信用なのだ。
そしてこのツアーで、彼女と作り出すであろうものを信じているのだ。
  1. 2008/11/06(木) 01:43:48|
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僕がこういうことを書くのは珍しいが

昨日のライブ、ヤバかった。

NYから一時帰国している東かおるとのデュオライブでした。
去年の夏、突如かおるさんから連絡があり、ずいぶん前に何度か僕のライブを見に来てくれたことがあり、面識はあるのだが、僕はその時に彼女が来ていた可愛らしいブラウスの事はよく覚えていたが(え?)歌は一度も聴いたことが無く、いや、厳密にいえば、酔っぱらって今はなきバーなちゅらるで彼女のCDが掛かっているのを聞いたぐらいで、そんなに彼女を知っている訳ではなかった。


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  1. 2008/01/06(日) 12:07:13|
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九州が、僕にとって何故神秘的でないのか?

憧れの地北海道。しかしその北海道に関して感じる憧憬と同じレベルの憧憬を、同じく僕が住む東京から遠い九州に対しては、何故か感じることが出来ない。

それは何故なのか??

北海道に比べ、九州は神秘に満ちてない訳ではない。

大雪山と同じく、いや、それ以上に宮之浦岳は神秘的だった。

でも、何故か九州に対しては、日常的なものを感じてしまうのだ。

勿論、九州には、ヨットに乗せてもらったジェノアの尾山さんや、北九州のエルビス吉川さん、松本さんご夫妻、中津江のオーサーちゃんはじめ、たくさん友達がいることも、訪れたら皆が優しく歓待してくれるから、日常的なものを感じてしまうのだろうか?と考えたこともある。


だが、そうではなかったのだ。



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  1. 2007/12/14(金) 13:03:23|
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宮野弘紀

さて、第三弾です。

宮野弘紀師匠。

僕は誰とに関わらず、デュオで演奏することが多いのですが、宮野さんともデュオでの演奏活動を初めてそろそろ3年ぐらいになるかと思います。

彼との出会いは、銀座音響スタジオのエレベーターの中でした。

綾戸智絵のレコーディングでミュージシャンが集まっているときに、ギターを担いだおじさんがいて、僕は宮野さんだとすぐ解ったので、挨拶したのでした。

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  1. 2006/09/11(月) 01:43:00|
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中村新太郎

さて、第二弾は僕のトリオのベーシスト、中村新太郎さんをご紹介させていただきたく思います。

僕には、心の中で恩師だと思っている人が何人かいます。
新太郎さんも僕にとってその一人です。
とはいえ、新太郎さんとの共演は、僕が20から25ぐらいの間のほんの4、5回彼のトリオで演奏した事があることと、セッションのライブで何度か演奏させてもらった事がある程度です。
しかし、その10年以上前のひとつひとつのライブ全てに、心に残っているシーンがあります。

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  1. 2006/09/09(土) 13:53:56|
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伊藤大輔

これから少しずつ僕が共演しているミュージシャン達を紹介してみたいなと思ってます。

記念すべき第一弾は、DiMaxで共演の、伊藤大輔君。

伊藤君との初めての出会いは、じつは彼がお客さんとしてライブにきてくれたのが始まりです。
2002年だと思います。今は亡き目黒のソノカで吉岡大輔のトリオで出演していた時、吉岡の大学の後輩の、ジャズピアノを目指す後藤慶太と一緒にやってきたのが最初でした。
その時僕はその時僕は38度の熱を押しての演奏で、全く僕は彼らとあった事を覚えてはいませんでした。
しかし、その時の僕の演奏を気に入ってくれたのかどうかは定かではないが、そこから交流が始まりまったのでした。 [伊藤大輔]の続きを読む
  1. 2006/09/08(金) 01:35:03|
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